当社も来春の採用面接がすでに始まっています。実は私もかなり早い段階から積極的に参加しているんです。厳しい就職戦線を勝ち抜くために学生も真剣ですし、そういう学生に私もなるべく早い段階で接し、可能性のある学生を一人でも多く当社に来てもらいたい、見逃すまい、という思いで面接に参加しているのです。最近行った集団面接の中で非常に私が勉強になった考え方がいくつもあったのでご紹介したいと思います。
一つ目はやキャンプなどで子供といっしょに遊びながら学ぶ、という活動をしている学生さんからでした。彼が言うには「キャンプに参加して改めて親子のコミュニケーションが希薄になっていることに気がついた。そしてその親子のコミュニケーションは何と言っても食事がベースになっていることにも気がついた。その食事においてお母さんの手間がかかっていることが子供にとって愛情であり、そこから会話が弾むことが分かった。」と言っていました。実はこれは私もよく社内外で言っていることなんです。当社の製品は家でご飯を炊く、乾麺をゆでる、麦茶を沸かす、といったひと手間がかかるものだけれども、これが愛情の表現につながるって。やっぱり電子レンジでチン!で はいどうぞ!、では会話も弾みませんよね。ハッとしたのは、その前段です。そう、確かに家族のコミュニケーションにおいて食事の果たす役割は本当に大きい!ということです。家族にとって食事がどれだけ大切か、これを再認識させてもらいました。
2つ目は食における思いやり、という話でした。当社を志望する学生さんはそれぞれ食に対して高い意識を持っている人が多いのですが、彼女が語ったのは「母が自分の健康を考えて、嫌いなものを分からないようにしたりして、一生懸命食べさせてくれた。もちろん栄養的にも必要な話だと思うが、そういう親の愛情をありがたいと思った。食にとって思いやりが私は重要だと思います。」ということでした。これもなるほど!でした。この話からも食というのは、単に栄養を摂るものではない、ということを改めて教えてもらいました。
3つ目は、食品メーカーの家庭の食に対する示唆を与えてくれました。その女性は「食品会社において大切なことは、各家庭の色、味に染まることのできる製品を提供することだと思います。食事は家族の絆を深める場であると同時に、思い出をつくる場でもあるからです。」と語ってくれました。このコメントにも感動しました。家庭の色、味に染まる食品って良い表現ですよね。確かに食品て言うのはそういう側面を持っていますね。つい簡便性を追い求めてしまうのが食品メーカーだけれども、その家庭の味に染められる、というのも心をつなぐという重要な意味では価値になることを教えてくれました。「みんなすごく良いこと言うなあ。」とつくづく思ってしまいました。
これらの学生の真摯な意見を、今朝散歩しながら思い出しながらもう一回考えてみました。これまで私は「穀物の感動的価値の創造」とずっと言ってきましたが、そこにひとつ大きな視点が落ちていたなあ、と思ったんです。そう、家族の愛情を育む、という大きな大きな価値です。むしろこれが食の持つ本質的な価値の一つだったと気がつきました。豊かな食生活の実現、と言ってきましたが正にその豊かさとは「心の豊かさ」だったことを改めて強く感じました。そうそう、食が豊かな関係を結ぶのは家族だけではないでしょう。「食は心をつなぐもの!」ということですね。自分たちの仕事が人間にとって一番大事な心を結ぶことに貢献しているんた、ということに気づかせてもらいました。ありがたいなあ、と思います。食に携わるという言うことは、心をつなぐ仕事なんですね!




久々にブログを読ませていただきましたが・・・感動しました。
「人と人とのつながりを作るための食事」という考え方の大切さを、改めて感じることができました。
また、恐れ多いですが、長澤社長の、「就職試験に来た学生から学ぼう」とされる姿勢は本当に素晴らしいと思います。
コメントありがとうございます。でも本当に彼らの言うことは「なるほど、その通りだ!」と思いました。私自身、学生さんから教えてもらったと思っています。彼らは食というものに対して、非常に深く考えているなあ、と感心しました。食べることは栄養をとることはもちろんですが、心にも栄養を与えているんですね。そういう仕事に携わっていることに改めて感謝したい気持ちです。