2009年4月

甘えを捨てる!

 このところいろいろな経営者の方に触れる機会がありました。まず先週末には宮崎・都城で国産原料にこだわりらっきょうを作っている「霧島食品工業」の谷口社長さんにお会いしました。一番すごいと思ったのは、20年かけて契約農家さんと良質原料の取得のためにコツコツと努力し、農業についても熟知されていたこと。畑の中に入り、実際にらっきょうを抜き取って土についても大いに語ってくれました。誰かさんがオーストラリアに農場を買ったことで、自分は川上に一歩近づいた、なんて呑気なことを思っているのと大違いです。本当に良い原料を手に入れるとは、こういうことなのだ、と教えていただきました。まだまだ自分は甘い!

 そして一昨日は北海道で夕張市の市長・藤倉肇さんのお話を伺うことができました。財政破綻した夕張市を建て直していらっしゃる方はどんな方だろうと思って興味津々だったのですが、何と元々は横浜タイヤ系列企業の経営者の方で正に今も民間企業の社長さんでした。当選して市役所職員に話したことは①お客様(市民)を大切に、②利益を上げよう、③競争に勝とう、④すぐにやろうといった本当に民間企業の社長が話す内容でした。それにしても驚いたのは藤倉さんの明るさです。講演中にいきなり歌を歌われる方は初めてでした。市長の信念は「人生は役者」と言うもので、どんな役柄もその時に演じているのだ、というのです。

今年のヴァンフォーレは強い!

 昨日のヴァンフォーレ甲府対ヴェルディー東京の小瀬での試合、息子と二人でホームでの3試合目の観戦をして来ました。今年は強い!というのが、正直な感想です。昨シーズンまでJ1であり、かつてはそのJ1の盟主であったヴェルディー東京を相手に堂々と終始押し気味の試合で2-1と勝利しました。その頃はJ2の最下位を独走していたヴァンフォーレがこういう試合をしてくれることがうれしいと共に、深い感慨がありました。時代は変わるのだ、ということを教えてもらいました。後半はマラニョン、金の両フォワードがともにバーを叩く惜しいシュートもあり、4-1くらいの圧勝になってもおかしくない内容だったような気がします。

 またもう一つ私にとって感慨深かったのは、観客の多さです。この日も11000人を超える人が小瀬に来てくれました。かつて3000人を集めることを存続の条件にされたことが隔世の感がしました。ヴェルディー東京を小瀬に迎え撃ち、11000人の熱心なサポーターと一緒に勝利を味わえる、こんな幸せなことはないとつくづく感じた次第です。

息子との共通の話題

 ヴァンフォーレ甲府も開幕7試合を4勝2分け1敗で勝ち点14、4位というスタートダッシュに成功したことは実にありがたいことです。間違いなく守備は昨年から比べれば格段に堅くなりましたし、確実に勝てるチームに変身したことはうれしいことです。しかしヴァンフォーレらしさというものがちょっと出ていないような・・と思うのは贅沢、というものでしょうか。でもシーズンが深まるにつれ、新しいメンバーとの融合も進み、きっとワクワクするような攻撃を見せてくれて、しかもキッチリ勝つ、という本当に強いチームになってくれることを信じています。

 さて今回は息子(中三)との共通の話題について書きます。それはヨーロッパサッカーです。特にこのところの欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメントで盛り上がっています。きっかけはスカパーへの加入でした。もともとはヴァンフォーレ甲府のアウエイでの試合を見るために加入したのですが、時々サービスで見れるヨーロッパサッカーを見ていたら、本格的に見たくなって・・という感じです。昨年の年末に欧州サッカーも見れるパッケージに変更してからというもの、息子と二人ではまっています。

中国合作事業の董事会に参加して

 今年も恒例の中国・河南省での乾麺合作企業である僕陽中糧麺業有限公司の董事会に出席してきました。(妙に漢字が多いなあ)彼らの決算は12月でして、日本で言うところの株主総会にあたる董事会を大体4月頃行なっています。今年で4回目になる董事会ですが、今年は董事長である王さんが急に欠席になってしまったため、副董事長である私が議長を務めることになってしまいました。

 中国人の会議を仕切る、ってどんな感じかなあ、とちょっと不安もありましたが、これまでの信頼関係があったので特に問題も無くスムースに会議は進みました。まあ我々自身が株主ですから、もめる事はないのです。そしてうれしいことに今年は初めて利益が出た、ということで配当も行なうことにしました。これまでの累損があったので、金額としては少しでしたがそれでも4年経って、初めて利益が出て、それを当初の目論見どおり配当で送金できる、と言うことは安心もしました。ようやく最低ラインには立ったということでしょうか。

4月は気持ちが良い

 昨日から4月になりました。当社でも7名の新入社員を迎え、フレッシュな空気が会社に流れ込んできました。また同時に30人ほどに異動、昇進の辞令交付も行い、緊張した面持ちの中に新たな決意に満ちた雰囲気を味わうことができました。人の気持っていうのは、空気に現れると思うのですがいかが?

 それにしても毎年思うことなのですが、日本の4月って本当に良いですね。ちょうど桜が綺麗なピンク色に咲き誇り、暖かい春風が頬をなでるこの時期に、新たな生活に出発する多くの人、そして迎える人、社会全体がリフレッシュされる気持ちがします。日本の春という季節がこの時期にはピッタリです。今、オーストラリアは冬に向かっているのですが、そういう季節感に異動だとすると、ちょっと寂しい気がしませんか。

トラックバック

プロフィール

社長写真

株式会社はくばく
代表取締役社長
長澤重俊

1966年ひのえうま生まれの43歳。
東京大学ラグビー部卒。(本当は経済学部)
住友商事を経て1992年はくばく入社。
気合と体力で全国を駆け回っています。
ヴァンフォーレ甲府の躍進を心から期待しています。