息子の模擬試験

 先週の土曜日に長男が地元の学習塾主催の模擬試験を受けてきました。長男は塾にも通っていないし、こういう他流試合は全く初めてだったので、朝から何となく緊張感が伝わってきました。普段は飄々(ひょうひょう)とした雰囲気を漂わせている息子ですが、この日はいつものように寝転んで本を読んでいてもちょっと違うな、と言う感じでした。やっぱりこの子でもこういう感じになるんだな、と変にホッとしたりして。

 午後2時からの試験だったので、彼は昼ごはんを我々と食べてから一人で自転車で出かけていきました。こういうのは私にとっても初めてだったので、「がんばれよ!」と心の中で応援しつつ、戦いに向かう子供を送り出すような切ない気持ちになってしまいました。慣れている人にとっては「そんなこと、まだまだ簡単な話じゃない!」って思うでしょうが、何しろ初めてなんですからわかってくださいな。

 それから6時くらいまで、ふと気がつくと「息子は今頃ちゃんと頑張っているかなあ?」なんて思ってしまいました。そしてそろそろ終わって帰ってくるだろうと、6時過ぎから私は玄関で靴を磨きながら待っていました。すると彼が何かをやり遂げた満足そうな笑顔で元気良く「ただいま!」と玄関を開けたのです。この笑顔が我が息子ながら実に良かったんで、このブログを書きたくなってしまったんです。

 きっと彼にとっても、初めてで要領がわからない不安やら、良い成績が取れるんだろうかという不安やらいろいろな心配があったんだと思います。それを我慢して挑戦してみたら思いのほかやれた!という満足感のような、達成感のようなものがその笑顔からあふれていました。実はいつも「おい!挨拶はキチンと大きな声でしろ」って私から言われても、「はーい」という返事だけで一向に大きな声で挨拶をしない息子がこの日は「ただいま!」って弾むような挨拶で帰ってきたんです。そしてこういうことが親にとって本当にうれしいことなんだ、って私も学びました。

 その晩も息子はいつもならば自分から話しかけないほうなのに、興奮が冷めやらないのか、自分から何やかんやと話しかけてきました。これも面白かったし、うれしかったです。親にとっても自分の試験よりも息子の試験のほうがいろいろと心配になるものだと思いました。きっと自分の親もこういう思いで私の受験を見つめていたのでしょう。親の気持ちって、やっぱり自分が経験して実感としてわかるものですね。本当にちょっとした出来事でしたが、息子にとっても私にとっても確かな一歩と新たは発見があった一日でした。

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プロフィール

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株式会社はくばく
代表取締役社長
長澤重俊

1966年ひのえうま生まれの43歳。
東京大学ラグビー部卒。(本当は経済学部)
住友商事を経て1992年はくばく入社。
気合と体力で全国を駆け回っています。
ヴァンフォーレ甲府の躍進を心から期待しています。