昨日、弊社のお得意先会である全国はくばく会の総会を宮崎県・シーガイアで開催しました。今回で第47回となるこの会は、創業社長が当時米穀卸さんを何とか組織化し、当社の商品を販売してもらいたい、という思いで作り、これまで脈々と続けてきた当社にとってとても大切な会です。第47回ということは47年間以上続けてきた、ということであり、その間いろいろな紆余曲折がありましたが、お得意先の協力、当社の先輩、今の社員の努力に対して本当にありがたいと思いました。
今回は宮崎県開催ということで、宮崎米商さんのご尽力も合って、東国原知事にも大変忙しい中でご挨拶をいただくことができました。しかしキチンと米穀卸さん向けに宮崎の早場米の勉強をして、セールスをしていったのはさすがだと思いましたよ。一生懸命、ということがひしひしと伝わってきて、私は好感を持ちました。リーダーとして責任、気概というものを感じました。
そしてその後今年の講演者として、テレビ朝日「サンデープロジェクト」でもお馴染みの財部誠一さんをお招きいたしました。1時間半の講演でしたが、私は実にいろいろなヒントをいただきました。
まず「今後、間違いなく内需は劇的に減少する」、という現実を私はボンヤリ捉えていた、とい う猛省をしました。 はくばくの企業理念として掲げる「穀物の感動的価値を創造して、穀物をもっと美味しく、楽しく、 豊かに、沢山食べてもらうこと」ですが、正直言って、それはまだお米の消費の中に大麦、雑穀をもぐりこませることを狙っていた、ということに気付かされました。 一人当たりのお米の消費量が減っていることすら、まだ深刻に考えておりませんでし た。 しかしそれ以上に財部先生がおっしゃったように、人口が減る、というインパクトが お米の消費に与える影響について余りに楽観的であったと反省しました。お米の消費を少し大麦、雑穀にも分けてもらう、というようなセコイ考えでは駄目だ!と気付かされました。 もっと大きな視点で穀物の消費拡大を考えていかねばいけない、ということですね。
さらに経営者としての一番重要な資質は「現状認識への執着力」、同じ現象を見て何を感じるか、である。とのお言葉に、非常に共感しました。例えば昨日の講演を聴いた数多くの社長が何を感じ、何を考え、何を行動するか、ということだと思います。この日々の取り組みから、結局企業の差はついてくる、ということを私も感じています。だからこそ私もその感受性を高め、さらにそれを社員に伝え、具体的な行動へどう結び付けられるか、これが大事だと再認識しました。
しかし何といっても「これだ!」と一番思ったのは、群馬県のハラダさんのお話です。日本一の美味しいラスクを目指して、これを実現し、今急成長しているお話を聞いて ピンときました。「そうか、食物の一番大きな価値である美味しさは、全く規模に関係ないんだ」ということです。企業規模なんて美味しさにとって絶対的な制約条件ではなく、結局「本気」が大事なんだ、ということです。私も売り上げ約20億円弱のお米卸、山梨県米卸という会社の社長も兼務しているのですが、この規模の会社でも絶対に「美味しいお米」を提供できる、と確信しました。今まではやる気、本気が足りなかっただけなんだ、と。
さあ、それではどうやったらその美味しいお米、ということを実現できるか、これが新しいお米卸のビジネスモデルになるような気がしています。絶対に美味しいお米を提供する、という思いを実現したいと思います。それが私が常に問題だと思っている、お米の価値の創造、価値での競争、という課題解決に繋がる直感がしました。
また「真実はミクロにしかない」というお言葉は私どもが7年ほど御世話になっているトヨタ方式の指導者、鈴村先生の教えにも通じると思いました。たった一つの事象、事実を「なぜ、なぜ」と繰り返していくと、そこに芋づる式に本当に悪い原因が見えてくるんだ、という話です。 これまで抽象化、一般化が一網打尽にできて優れている、望ましいと思ってた頭でっかちな私にショックを与えてくれたことです。ミクロに真実は宿りますよね。 これも正にそうだ、と思って聞かせていただきました。
実にいろいろなヒントをいただいた講演でした。最近こういう機会に積極的に参加していないなあ、とちょっと反省しました。やっぱり勉強しなきゃ、駄目だね!



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