松嶋啓介シェフ

 昨日は当社の新商品発表会を東京・有楽町のABC COOKING SCHOOLさんのスタジオを借りて行いました。今年で3回目になる新商品発表会ですが、1年目は恵比寿のロブションさん、2年目は白金の八方園さんというちょっと変わった趣向で行い好評を得ました。そして今年は・・・と言いますと、フランス・ニースに在住で日本人最年少で3年連続のミシュラン一つ星を獲得した松嶋啓介シェフによる「大麦料理」が味わえる、と言うことでした。http://www.keisukematsushima.com/

 サニーサイドアップのスタッフの方、また当社の関係者の努力によって会場設営もバッチリ行われ、メディア関係者も予定通り集まっていただきました。その中で今年は「調理用大麦」というアメリカ産のもち大麦・サルートという品種を使った新製品を主に発表をしました。この大麦の食感を松嶋シェフも本当に気に入ってくれたようで、この大麦が美味しかったからこの仕事をする気になった、とおっしゃっていました。というのも、松嶋シェフは非常に素材に対するしっかりした考えを持っているからなんですね。この日3品紹介いただいたのですが、全て美味しかったです。当たり前ですよね。もっとこの美味しさを上手に表現できれば良いのですが・・・。でも本来ニースに行かねば味わえない松嶋氏の料理を東京で味わえるとは、非常に得した気分でした。

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 これはその発表会後の会食の一こまです。前列左が松嶋さん。後列左は当社遠藤常務、そしてサニーサイドアップの松本常務さんです。しかし松嶋シェフから伺ったお話は非常に刺激に満ちていましたよ。まず人を育てることに非常に心を砕いていらっしゃる、ということ。その育て方がまた素晴らしく、自然の中へ連れ出していき、そこで感じさせ、感性を磨かせるのだそうです。味付けは本を読めばできる、なんておっしゃっていましたが、本当に大事なのは素材と向き合い、そこに何を感じるか、と言うことだそうです。例えば自然の作物をかじってみて甘みを感じる、においを嗅いで何か想像してみる、こういった訓練から自分と同じ感性を身につけてもらうことを目的にしているのだそうです。

 また経営についても非常に鋭い感性をお持ちでした。サッカーのお話になったのですが、松嶋さんも地元ニースの歴史あるサッカーチームを応援したいとその食事の指導をしているそうです。その中でパスタを使ってその内容をパッケージに表示することを条件にパスタメーカーにスポンサーになってもらう、と言うようなことを考えているそうです。なかなかの知恵者ですよね。当社ももっとヴァンフォーレ甲府の選手の食事に、麦ごはんや雑穀ごはんをを使ったりして具体的な貢献をしなければいけないな、と思った次第です。

 さらに驚いたのはトヨタ自動車の渡辺社長がそのニースのお店にお見えになって厨房をのぞいた時に「わあ、レクサスのようだ」とおっしゃったということです。これは最高の褒め言葉ですよね。トヨタにとってレクサスはいわゆる高級を越えた、世界の最高の上質を目指すブランドであり、その目指すレベルを誰よりも知っている渡辺社長にそう言わしめるだけの質をもっていた、ということになりますよね。それだけの感想を言わしめる厨房、一度私もみてみたいと思ってしまいました。きっと研ぎ澄まされたような、感動的な厨房なのでしょう。

 そして私が何と言っても一番感銘を受けたのは、やっぱり料理も人物なんだなあ、ということです。松嶋さんは素材を尊敬する、とおっしゃいました。自分がやっていることは単に最後の1時間であり、それまでは農業に携わる方がもっと長い時間をかけて育ててきた素材にちょっと手を加えるだけなのだと。そう言い切りながら最高の味を作り上げる松嶋さんは逆にすごいと思いました。そしていろいろなお話を伺うと様々な方が、松嶋さんの応援に現れることがわかったのですが、それはやはり松嶋さんの考え方、志に共鳴するからなんだ、と強く思いました。

 その中でこれもまた驚いたのですが山梨・勝沼醸造の有賀社長とも知己であることがわかりました。有賀社長さんは私も以前このブログで取り上げさせてもらったのですが、ものすごい情熱を持って勝沼のワインを作っている方なんです。これはまた不思議な縁だ、ということで次回は是非山梨で有賀さんを交えて一杯やろう、と言うことになりました。有難いですね。こういう素晴らしい方とまた一緒に飲めるなんて・・・。今日は本当に素晴らしい方とめぐり合えて幸せだったと思います。この縁に心から感謝いたします。

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プロフィール

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株式会社はくばく
代表取締役社長
長澤重俊

1966年ひのえうま生まれの43歳。
東京大学ラグビー部卒。(本当は経済学部)
住友商事を経て1992年はくばく入社。
気合と体力で全国を駆け回っています。
ヴァンフォーレ甲府の躍進を心から期待しています。