団塊の世代がお米屋さんを救う?

 やっぱり先週、聞いた堺屋太一さんの講演について、どうしても書きたくなりました。その後「団塊の世代 『黄金の十年』が始まる」 (文藝春秋社)という著書もあわせて読ませてもらって、さらに理解が深まりもっと納得したものですから。そしてこのお話は是非、当社の大事なパートナーである米穀店の方々に伝えたいと思ったのです。(実は昨日の大阪での米穀店の集まりでも早速披露させてもらいましたが・・・)

 私なりに整理すると大きなポイントは、これまでも日本に大きな変化を与えてきた団塊の世代が、定年を迎えてからの10年で「自由な労働者」で、かつ「自分の満足に忠実な自由な消費者」に変身できるか、と言うことにあるように思いました。この変化が日本に革命的な変化をもたらすと。①官僚主導・業界協調、②日本式経営、③核家族、職縁社会という、戦後の日本を規定してきた、高度成長には非常に寄与したシステム(この強力なエンジンが団塊の世代だったようです)が立ち行かなくなっている今、これに替わるシステムを作るうえで彼らが活躍する、というのです。

 まず「自由な労働者」とは、帰属する組織は地域におきながら、年金を活用しながら自分の好きな仕事を好きな形態でする方です。生産人口が激減する、という心配が一般的ですが、70歳まで働ける社会を構築し、逆に元気で若い、知恵もある年金兼業型労働による低コストの労働力が生まれる、という今まで無かったことがおきると考えます。そして彼らの自分の生きがいに基づく自由な働きぶりに、60歳以下の労働者達も目覚めます。「もっと自分の好きなことを、やっていいんだ」と。そして、日本式経営の最たる特徴、終身雇用制がガラガラと崩れる、と言うシナリオです。その結果、真に生産性の高い産業に人々は集中し、産業構造が変化する、ということが予想されます。

 「自分の満足に忠実な自由な消費者」とは、職場の縁から自由になり、今までの他人の目を気にした買い物から、本当に自分が満足するものを、自分の家の近くで買う行動に変わると言うものです。団塊の世代はお金持ちだそうです。それを老後のためにとっておくのではなく、自分の本当に好きなことに使う、しかもその相談は地域の仲間と、家族とする。その結果地元でのコミュニケーションは深まり、楽しい買い物を地元でするようになる、というシナリオです。そこにはまた今まで無かった「高齢者の市場」というものが、巨大なものとして浮かび上がってくる、と言うことのようです。

 この文脈を「米穀店経営」と言うことに当てはめてみますと、私はかなり勇気付けられると思いました。地元での楽しい買い物とは、商店街です。この点、堺屋さんも全国で3000箇所の商店街は復活する、とおっしゃいました。昭和30年代前半まで当たり前にあった、地元での会話をしながらする買い物がまた復活するのです。

 だから米穀店の方々は「いかに若い感性を持った団塊の世代が楽しく、満足してもらえるお店を作るか」ということを、どんどん行っていけばいいのです。彼らは自分達から地元に帰ってきます。そのときに彼らが「おっ!これは楽しい店だ。」と思ってもらえるか?が勝負の分かれ目ではないでしょうか。別に難しく考えずに、同じ目線で彼らが素直に楽しんでくれることを、商品、サービスで提供していけば良いのです。その中でコミュニケーション、つまり会話は最重要課題でしょう。気軽に話ができる、相談できる、ということが、大きな価値になってくると思います。そういう点で店主の人柄をわかってもらう努力もこの中に含まれるでしょう。

 かなりたくさんの内容を省いたためわかりにくい内容になってしまいましたが、要は心の触れ合うお店を作れば、これからの高齢化社会において、絶対に生き残れる、と言うことです。もちろんアイデア、知恵も必要ですが、基本は心の結びつき、ですね。これは米穀店にも絶対にできるテーマです。地元の信用を集めてきたお米屋さんが、これから生まれ変わって地域の仲間の中心、あるいはコーディネーターという存在になっていくことを期待しています。我々も和穀の会として、この動きを精一杯サポートしていきたいと思いました。

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ご挨拶、ご挨拶。

『たるたるの日々進化』

昨日「はくばく」さん企画の「新春新商品キャンペーン発表会」に参加させていただきました。 会場はJR大阪駅近くのコンベンションホールです。 実は私、大阪・キタに出たのが久しぶりなんです。 「なんじゃこの新しいビルは?」と驚きの中、案内の会場へたどり着...... 続きを読む

受信:2006年1月24日 00:49

はくばく新商品説明会

BLOG 『HIRO’s Diary』 

1/22(日)の出来事です 昨晩の帰宅が遅かったので、この日は起床したのは10時をまわっていました でも、この日、大阪で13時過ぎから「はくばく新商品説明会」があるため、まだ布団に入っていたいが、起き、着替えて、お昼前に山電「別府」駅から、大阪へ向かいました。 「はくばく」のこのような説明会は、年に一度ぐらいあります。 新商品の試食や、キャンペーンの企画の発表、それと、講演といった内容が常です。 �... 続きを読む

受信:2006年1月24日 17:58

コメント

22日「新春新商品キャンペーン発表会」に参加させていただき、ありがとうございました。

堺屋太一さんの講演のお話を大阪は一番最初に伺えたと知りうれし。

年明け後、暗い重い話に包まれて嫌な気分でしたが昨日は元気を頂戴できました。

こういう時だからこそ、元気に!顔晴らないと。
カラ元気でもいいじゃない!
店主のニコニコがお客さまのニコニコに。

対面販売、コミュニケーションを武器にする小売店は、
やはり「商いは心」なんでしょうね。

愛知県小牧市の中嶋です。
いつも社長のプログを拝見させていただいている
米屋です。

団塊の世代をターゲットにする企画を前から思っている一人で投稿させていただきました。

NHKのクローズアップ現代で団塊の世代をターゲットにした番組放映でキーワードが健康・思い出で
ある内容を見ました。

ひそかに思っているのが印刷できる和紙に本人の
写真・メーセージを載せ懐かしい友人・知人にお米
を入れ宅配便で送るというものです。

お米の他に御社のスティックの雑穀・麦をいれる構想も持っています。

お米が健康で思い出が友人・知人からの近況報告
です。宣伝をどうするかが今の課題です。

22日はお世話になりました。
兵庫県加古川市のニシタです。

ご挨拶の中で、BLOGをされておられると聞き、早速、検索しました。
お陰様で、他のお米屋さんのBLOGも見つけてしまいまして、新たな交流が始まりそうで期待しています。
それと同時に、私のBLOGの”出来の悪さ””軽さ”に失望しました。

翌日の23日には、講師がわざわざ来社頂きました。
「はくばく」さんのこの会は、私も毎回、楽しみにしております。
今後とも、よろしくお願い致します。

当社の説明会にお越しいただきありがとうございました。こういったコメントをいただくと、やっぱり全国には熱いお米屋さんがまだまだいるんだ、と言う思いを強くしました。
これからも一緒に、日本の主食を復活させるためにがんばって行きましょう!よろしくお願いします。

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プロフィール

社長写真

株式会社はくばく
代表取締役社長
長澤重俊

1966年ひのえうま生まれの43歳。
東京大学ラグビー部卒。(本当は経済学部)
住友商事を経て1992年はくばく入社。
気合と体力で全国を駆け回っています。
ヴァンフォーレ甲府の躍進を心から期待しています。