昨日は我々の間で密かに結成しています『食文化研究会』の例会(?)がありまして、今回は私が幹事でした。メンバーは食品メーカーの若手社長さん3人と、大手CVSの常務さんという構成で、年4回を基本に活動をしております。名前が仰々しいですが、これは元々の趣旨が、その常務さんを囲んで励ます会、というものにしよう、とだったものを、ご本人が「そういった名称は困る」と固辞されたので、それならばみんな食に関する会社の人間だからカモフラージュに「食文化研究会」としておこう、ってな軽いノリでつけたのですが・・・。
しかし不思議なもので一旦そういう名前がつくと人間それに沿ったというか、ふさわしい行動を取ろうとするものなんですね。一気に食文化モードに入ってしまって(実は私が第一回幹事だったのですが、その時「浅草の鷹匠 寿」という知る人ぞ知る名店を選んでしまったのが悪いのです。)、持ちまわりで幹事が都度、がんばって知恵を絞って食文化研究会にふさわしいお店を選んでおります。昨日、私が選んだお店は、湯島にある「すきうどん 満川」でした。
実はこの店は日経新聞の土曜日版、プラス1で知ったのですが、ネットで確認して「うーむ、これはいけそうだ!」という私の直感を信じて、初めて行って見ました。湯島駅から徒歩5分だと言うので歩いていったのですが、坂道を登ることになり、暑いのなんの。しかも方向音痴には自信のある(?)私はやっぱり店を一発で探し当てられず、ぐるぐると・・・・。重いかばんは肩に食い込むし、背中は汗でシャツが張り付いてくるし・・ああ、早く着いてくれ!状態になってしまいました。
でも着いてみると「さすが!」と思わせる店構え。歴史を感じさせる風情と上品さが漂っていました。湯島の町全体もこんな雰囲気がありますよね。個室をお願いしておいたので、奥に入ると、静かな落ち着きのあるこじんまりしたお部屋へ。涼しくなっていて、一気に期待が高まりました。コースは突き出しから始まりました。しっかりした味付けの貝やら、クラゲを梅ソースで合えたものやら、夏らしさを感じさせつつ、バランスの取れたおいしいものばかり。おっとその前にビールで乾杯はもちろんしましたよ。アサヒのプレミアムビールって初めて飲んだのですが、これも絶妙な冷え加減(これって大事ですよね)と味わい深いコクに、「うまい!生きてて良かった。」と幸せをかみ締めました。
その後から出てくる料理も一ひねりしてあるけれど、しっかりとおいしいものばかり。お造りはシンプルに本マグロとイカのみ。その後、鴨のたたきもでてきましたが、これも味をしみ込ませていてうまみがたっぷり、って感じでした。
最後はこの店の名物、うどんすきでしめました。夏だからどうかなあ?、とお店の方と相談したのですが、「やっぱりこれは外せない」、ということになり、挑戦!。結果は大正解でした。最初から煮込む手打ちの太ーいうどんは最後まで煮崩れずに、しっかりダシを吸っておいしくなっていました。途中、ビールから切り替えた黒霧島(芋焼酎)ともバッチリの相性で、ゆるゆると夏の夜のナベを楽しみました。そうそう、氷も昔ながらの四角い大きいのを砕いてあるやつで、こんなところにも下町の情緒を感じましたよ。行く前は今回もヒヤヒヤの幹事でしたが、メンバーの皆さんにも大満足してもらって、ここは絶対にお勧めです。やっぱり下町には風情のある名店が沢山ありますねえ。
次回の例会は11月ころ新メンバー2人を迎えて、今流行のジンギスカンを中目黒辺りでたべようか、ということになりました。お楽しみに!って言っても、読むだけでは食べられないですもんね・・・。想像だけで、勘弁してください。



ぜひ今度はジンギスカンの写真も掲載してください。