勝負はこれから!

 昨日のトリニータ大分戦、非常に悔しい引き分けでした。しかし引き分けという結果もそうなのですが、試合内容が全く不甲斐なかった、というべきでしょうか。とにかく守備が本当に危なっかしかった。3-1で2点リードしていても、まだまだ点を取っておかねば安心できない、またいつ点を取られてもおかしくないという不安感がありました。そしてその嫌な予感は残念ながら的中し後半早々に追いつかれ、結局後半はヴァンフォーレ甲府は一点も奪えず、モヤモヤした気持ちのまま引き分けのホイッスル。惜しかった場面もありましたが、逆にヒヤッとする場面も多々あり、どちらが勝ってもおかしくないゲームでした。

 

 一体この守備の崩壊はどうなってしまったんだ?というのが最初の疑問です。それが今朝の山梨日日新聞が指摘するような走り負けであれば、それは非常に残念なことです。でもこの辺りは素人がどうのこうの言うべきことではない、と思っています。私がこのブログで指摘したいのは次の2点です。

 

 まずこのところホームゲームで勝てないこと。これが大きな問題です。昨日も13000人以上の方が小瀬に詰め掛けてくれ、ヴァンフォーレの勝利を心から期待していました。それをあの試合内容で裏切ってしまった。ワールドカップ前の千葉戦もそうでしたが、これだけ大勢のサポーターが来ているのになぜ彼らに勝利をプレゼントしてあげられないんだ、という気持ちになります。試合後スタジアムの周りは「あーあ、残念だったなあ」というサポーターの嘆きがたくさん聞こえてきました。それがすごく悔しい。これだけのサポーターに勝利の喜びを届けてほしい。もう引き分けは要らない。これだけひたむきに応援するサポーターのために何としても勝利が必要なのだ、と。

 

 もう一つはいよいよこれからがJ1昇格に向けての正念場なのだ、ということです。一時期、柏との2強などと評価されちょっといい気になっていた自分もいました。「今年はJ1昇格は固いでしょう」という慢心があったようにも思います。まさか選手にはこういう気持ちはなかったと思いますが、少し緩んでいるところはなかったでしょうか?J1昇格はそんなに甘いものではない、ということは昨年のシーズンが我々に教えてくれたはずです。今こそ、あの悔しさをもう一度思い出し、この苦境を一丸となって乗り越えるときなのでしょう。長いシーズン、そんなに簡単に乗り切れるはずなどないのです。いよいよそういう真価が問われる状況が来たのだ、と腹をくくってこれからの試合に臨んでほしいと願っています。

 

 もう一度挑戦者の気持ちになって、ひたむきなプレーを続けていくことで光明が見えてくると信じています。まだ何も達成などしていない。勝負はこれから。本当に強いチームはここから力を発揮するのです。

はくばくアニメーション、作りました!見てください。



私も最近年をとってしまったなあ、と思うことがあります。それは最近流行のツイッターなるものにどうしても踏み切れない、というものです。
実はこのブログなるものはある友達の勧めから結構すんなりと書き始めることが出来ました。しかしどうもその都度、つぶやいて、それを大勢の人に公開する、というのはちょっと怖いような、面白さがわからないような気がして、未だに自分の発信はもちろん誰のツイートもフォローしておりません。
しかし企業経営にとって、年を取ってしまったからついていけないなんてことは言っていられませんからね。
こちらも今の時代のマーケティングにもドンドン入り込んでいる無料の動画というものに対して、はくばくとしても挑戦してみた、というところです。

正にインターネットがどこでも、簡単に、誰でもが繋がるようになって(最近ようやく購入したiPadを使ってみてさらにそれを感じています)、メディアの世界はガラガラと音を立てて変わっていますね。これまでのCMを中心とするモノの宣伝というのがこれからどこまで効かなくなってしまうのか?一方でこういったソーシャルメディアというものが、どれだけ商品の販売やブランディングに役立っていくのか?これに関わる人が今手探りに、でも必死にもがいているのが今の状態ではないでしょうかね。

今回、当社も頑張ってアニメーションというものに挑戦してみました。
ハクバク(白い動物のバク:夢を食べる動物)の親子が、キッチンの中を楽しそうに移動しながら、最後に背中に背負っていたお米と雑穀を炊飯器の中に投入する、という物語?です。音楽は湯川潮音さんという可愛らしい女性ボーカルの方が担当してくれました。親子がキッチンで過ごすほのぼのとした、幸せそうな世界観が伝わってくれたら、と思っています。当社の商品はほぼすべて家庭で調理していただく必要のあるものです。だからこそ家族の健康のために頑張るお母さんを応援したいとこれまでもマムズ・テーブル(http://moms-table.com/)というサイトを運営してきました。今回もそういうママへの応援の気持ちも込めたつもりです。

是非一人でも多くの方にこのアニメーションを見ていただき、その感想も聞かせてもらいたいと思っています。
そしてこのハクバクが話題になってくれるといいなあ!

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動画の主人公のはくばくくんオリジナルお米計量カップが当たるプレゼントキャンペーンはこちら!
http://moms-table.com/parade/

ヴァンフォーレ甲府の執念

 本音を言えば勝ち点3が欲しかった、というのがヴァンフォーレ甲府サポーターの思いでしょう。しかしサッカーは非情なスポーツであり、時には思わぬビハインドを負うこともあります。昨日も0-2という敗色濃厚な展開の中、終了前10分で追いついたゲームに私はヴァンフォーレの今年の勝利への執念を見ることが出来ました。そしてそれは勝ち点1以上にヴァンフォーレ甲府の今後に大きな力を与えてくれたのではないでしょうか・・・。

 

 J2の現在の1位、2位の直接対決。またお互いの降格、昇格に絡んだという因縁もある戦い。始まる前からお互いにかなり気合が入っていたことでしょう。それは試合入場の選手の表情からも伝わってきました。しかし前半からかなり押し込まれる展開が多く、ヴァンフォーレもしのいでいましたが後半早々ついに先制点を奪われてしまいました。そしてその直後に思わぬ2失点目、これはちょっとズシンと響く失点ではなかったでしょうか。しかしヴァンフォーレの選手達の表情を見ていると「このままでは終わらない。」という予感が伝わってきました。きっとチーム全員、また控えの選手、スタッフも含めてそういう思いではなかったでしょうか。私も家族とスカパーを見ながら応援していたのですが、この日は「まだまだだ!」という気持ちで応援することが出来たのです。

 

 そしてやはり転機はやってきました。柏の一人退場を機に、一気に流れは甲府へ。そして我が町増穂出身の柏選手(対柏戦で柏とはちょっとややこしかったですが・・)がやってくれました。見事なクロスに頼もしいポイントゲッター・ハーフナー マイク選手がドーンとヘディングシュートを決めてくれて狼煙が上がりました。それからも押せ押せの展開。養父選手からのスルーパスに見事、柏選手があわせて折り返し、それをまたまたハーフナー・マイク選手が難しい体制からも押し込んで同点!!という信じられないようなうれしい展開となりました。我が家も大興奮!やはりヴァンフォーレはこうでなくっちゃ!私も興奮のあまり自分の膝をたたいて、真っ赤になってしまいました。さあ、逆転だ!と思って応援しましたがそれは果たせず試合終了、という試合でした。

 

 押し込まれる時間が長く2点を失ってしまったことはやはり大きな課題でしょう。しかしその後の選手達の本気で「勝つんだ!」という気持ちが伝わってきたことに大きな満足がありました。そしてそれが後一歩で実現しそうだったことも。サッカーにはやはりこういう気持ちが重要だと思います。そういう意味で、ヴァンフォーレ甲府はまた一つ成長したのではないか、と感じました。

 

 まだまだこれから本当の戦いが続きます。それを乗り切るためにはやはりこういう絶対に勝つ、という強い気持ちでしょう。「何があろうとも勝つんだ!」という覚悟を持って全員が戦えば、おのずと結果がついてくると信じています。もっともっと強い、たくましいチームになってJ2の優勝を勝ち取って欲しいと心から願っています。まだまだこのチームは強くなる。

アメリカでの主食文化?

 今朝も5時半に起きて約1時間ほど走って気持ち良い汗をかいたのですが、その最後、家に着く直前にハッとひらめきました。以前から私はThe Kokumotsu Companyと、あえて穀物をKokumotsuという言い方にして、日本の穀物文化を世界に広めよう!といってきたのですが、これはもう一つどういうことなのか、私の中で不明確でした。ただ、日本に独特の穀物の文化があるはずだ、という思いがあったのでそういうものを世界に広めよう、ということだったのですが・・・。今回のアメリカでの食事を経験して、また昨日、社員のみんなとアメリカで買ってきたお米製品を試食してみて、ハッとしたのです。

 

 それはアメリカには穀物を主食として捉える概念がないのではないか?ということです。シカゴで立派なステーキハウスで美味しいカンザスビーフもいただきました。またシカゴで有名なピザのお店にも行きました。ロスでは美味しいコース料理もいただきました。しかしやっぱり穀物を主食にして、それをおかずで食べる、という概念は全くないよなあ、と思ったのです。また昨日試食した無菌パックのご飯なんかちょっと日本人では食べられないようなレベルだったのですが、あれは日本人にとっての主食としてのご飯ではなく、付け合せの一つくらいの食材なのか・・・と思い至ったんです。要するに日本の穀物文化というのは、ご飯を主食にしてこれを中心に食事が成り立つ、ということなのか、ということに気付いたのです。

  

 確かにアジアをもっと研究しないとこの穀物=主食というだけでは日本の独自の文化というにはあたらないかもしれません。しかし少なくともアメリカではこの穀物を主食とするという考え方を文化として広めていくことがThe Kokumotsu Companyとしての役割なのか、と思えてきました。このアプローチはもしかすると非常に大変なことかもしれません。お醤油だってアメリカであれだけ普及していますが、それは日本人が考える醤油の使い方ではなく、アメリカの文化に融合した形で普及しているのですから。お米の市場があれだけ広まったのは主食ではなかったから、ということも言えるのでしょう。ただ我々が目指す方向性として穀物を中心に据えた食生活をどこまで浸透できるか、ということに挑戦したい気がしてきました。

 

 だからこそ我々が気をつけねばならないのは、日本人が評価するお米の価値観と主食文化のないアメリカに住む方々が評価するお米の価値の軸は全く違う、ということです。当然のこととして雑穀への評価もまた全く違うことになるのでしょう。昨日食べたアメリカの加工食品を「なんだ、こんなまずいものを食べているのか!」といってしまうのは簡単ですが、なぜこういうものが事実として普及しているのか、ということをもっと考えねばならない、、ということでしょう。自分達の価値観からアメリカでの市場展開、商品開発をしていってはいけない、ということです。幸い我々にはオーストラリアのスタッフ、アメリカの販売代理人のパワーもあります。こういう人たちの知恵をネットでフル活用して、事業展開していくってなんだかワクワクします。さて、どうなりますか・・・。

アメリカに行ってきました

 このブログの更新も滞りがちで反省しております。実は先々週から8日間ほど、久しぶりにアメリカ・ロサンゼルスとシカゴへ行ってまいりました。最近の私の海外の定番は、オーストラリアか中国でしたので、良く考えるともう5年以上アメリカには行ってなかったのでした。11月にはWORLD OF FLAVORsという大きな展示会に出展することも決めていますし、これから伸ばす市場として今回はアメリカの市場視察に行くことにしたのです。久しぶりのアメリカはやっぱり面白かったです。そしていろいろなことを実感して帰ってきました。

 

 まずこれまで漠然とアメリカ市場という風に捉えていたのですが、まず地域によって大きな差があることを改めて認識しました。今回は2箇所だけでしたが、それでも状況はかなり違いました。おそらく東海岸はまた大きく違うのでしょう。ロスは既にアジア系の人々が多く生活し、スーパーマーケットもそういう品揃えが充実していました。またヒスパニック系の方も多く、多くの民族が混在しているという感じです。当然食生活もその影響を受けており、今後はこういうアジア系、ヒスパニック系の方々がアメリカという国で存在感を高めていくのだ、ということを実感できました。当然、食品市場もこういう民族の変化に影響を受けるのでしょうし、そこにまたビジネスチャンスが生まれるのだと思います。

 

 そして多くのスーパーマーケットを見させてもらって一番私が刺激を受けたのは、お米を使ったインスタント食品の充実振りです。私が前回見たのはかなり以前ですので比較すること自体がナンセンスなのかもしれませんが、すべてのスーパーでお米を使った加工食品(無菌米飯、味付けが一緒になったいわゆるピラフ類のセットミールなど)が本当に沢山並んでいてビックリしました。もちろんお米そのものも充実していましたし、私が注目するその他の穀物(マルチ グレインと呼ぶようです)も当然のように多数並んでいました。どうやらアメリカではキヌア(キノア)が一番ポピュラーのようですね。これはやはりヒスパニック系の住民の影響でしょうか・・・。マルチグレインをうたったライスクラッカー(要するにおせんべい)もヒットしているようです。試食するためにスーツケースをもう一つ買って沢山買い込んできましたよ。

 

 現地の方にいろいろと伺うと、食生活にもいろいろと変化があるようです。曰く、「ウマミ(旨味)という言葉が普及し始めているし、それを理解できる味覚を持つようになってきた」。最近では日本人でも美味しい!と思えるスイーツも現れるようになったとか・・・。曰く、「食物繊維への認識が高まり、需要が増えている」。曰く、「日本食に対して寿司だけではなく、ヘルシーな食としてのニーズが高まっている」。などこれから当社もいろいろと活躍できそうな話がありました。さて、今回得てきたいろいろな発見をどうやって社内で具体的で動かしていくか?これが私の仕事です。

 

 それにしても今回も感じたのは自分の英語の未熟さ。一緒に行った某食品会社の社長は留学経験があり、ストレスなくいろんな人と英語でコミュニケーションを取っているんです。うらやましいですねえ。やっぱり無理してでも留学しておくべきだったなあ、と思っても後の祭り。今からできることで何とか精一杯の英語力を身につけないとお話にならないと痛感して帰ってきました。英語という道具が使えなければ、世界ではコミュニケーションが取れませんものね。元商社マンなんて恥ずかしくてとても言えません。どうやって英語を上達させるか?これが目下の一つの課題です。

 

瑞垣山登山

 昨日、高校時代の友人夫妻と共に山梨・北杜市にある瑞垣山に登ってきました。内輪では「登山部結成第1回合宿」ということになっていまして、友達である佐々木君のアレンジで今回は瑞垣山ということになったのです。この日は朝からポツポツトと雨が降る微妙なお天気で、登山決行するか迷いましたが、山小屋のおじさんのアドバイスもあり決行となりました。

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登り始めて1時間位のところでしょうか。天鳥川を渡るところです。昨夏経験した富士山登山に比べれば、やっぱり楽だなあ、という印象ですが別に苦しいから良いわけではないですからね。歩きながら景色を楽しんだり、お話ができる登山というのも良いものです。おっと、本来登山の楽しみはそちらか・・・。

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奥様同士も楽しんでおりました。瑞垣山は森の中を歩くようなところもあれば、水がちょろちょろと流れるところを登ったり、岩をよじ登るようなところがあったりと、非常に多彩な場面がある山でした。

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  のこぎり岩をバックにワンカット。こういう不思議な形の岩がドンドン出てきて、面白かったです。どうしてこんな岩が山の頂上近くにあるんだろうって。花崗岩の堅い部分が浸食に削られずに残ってこういう形になったと瑞垣山荘のおじさんは言っていました。

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こちらももっと近くなったのこぎり岩をバックにワンショット。

不思議な岩は一杯ありました。有名な桃太郎岩も本当に大きな桃が割れたような面白い岩でした。

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ゆっくり休みながら3時間で余裕で山頂に到着しました。8時出発で11時到着という感じです。この後、実はサプライズが待っていました。

 なんと友人の佐々木君がチーズフォンデュをやるために様々な準備をしてくれていたのでした。我々夫婦はローソンで買ったおにぎりだったので、びっくりしてしまいました。ちゃんとバーナーで火を起こしてたっぷりのチーズを溶かして、それをソーセージやフランスパンや、野菜に絡めておいしく頂きました。さらに缶の赤ワインも準備してあって、至れり尽くせりのランチでした。最後にはイカスミのパスタソースまで出てきて、ノリでおにぎりをリゾットにしてしまいました。これもおいしかったなあ。こんな豪華な山頂の食事があるなんて!このために佐々木君は重い荷物を背負って頑張っていたのでした。脱帽です!

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 こちらは山頂でのツーショット。今回は二人とも非常に余裕がありました。こういう楽しみながらの登山も良いものです。たっぷり1時間半くらい山頂で食事を楽しんでから下山し、2時間半で瑞垣山荘に到着しました。合計5時間半歩いたことになるんだなあ。今日は心地よいくらいの筋肉痛です。

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 ひとつ残念だったのは山頂からの景色。ガイドブックによるとここから富士山、金峰山、八ヶ岳、南・北アルプスに御岳山という山々がみられるはずなのですが・・・。ガスがかかって全く見えず。その代わり食事を楽しんだということで我慢しましょう。一晩明けて今朝山荘を発つときには、雨上がりの快晴で「きっと今日は山頂からすごい景色が見られるのだろうなあ」という思いを残して宿を後にしました。でもこれはまた次にも登りに来い、ということだと理解しておきましょう。登った後の増富の湯も良かったですし、山荘の一晩もシンプルで良かったですよ。お酒をちょっと飲み過ぎたのは想定内、ということで!佐々木君、本当に素晴らしいアレンジありがとう!登山部、第1回合宿は大成功で終わりました。

嵐山吉兆にて

 先週の金曜日、京都・嵐山吉兆にて打ち合わせをしてきました。といいますのも、この秋・11月にアメリカ・ロサンゼルスで開かれるWorld of Flavors というシェフを対象にしたイベントに当社として参加するに当たって、嵐山吉兆の徳岡邦夫さんにいろいろと協力いただけることになったからです。日本を代表する料理人、徳岡さんにお会いできることを楽しみに小雨の中、嵐山に向かいました。

 

  JR嵯峨嵐山駅を降りて天龍寺を横目にみながら通過し、その先の桂川沿いを歩いていくと、ようやく嵐山吉兆が現れました。ここで食事する人は普通タクシーで来るようですね。入り口には庭木が生い茂りちょっと隠れ家のような雰囲気もありました。門をくぐるとサッとお店の人が出てきて、傘を差し出しながら玄関に案内してくれました。この辺りの対応もさすが!という感じでしたね。玄関には着物姿の美しい女性が今までもずっとそこで待っていたかのように出迎えており、私が「食事に来たのではなく、打ち合わせに参りました。」と伝えると「すべて伺っております」という感じで我々を案内してくれました。

 

 この日結局徳岡さんにはお会いできませんでした。電車の人身事故の影響で大幅に帰りが遅くなる、とのことで電話でのやり取りとなってしまいました。しかし滅多に見ることのできないであろう吉兆の調理場に通してもらって、そこでアメリカで出そうと考えているメニューを試食させてもらったのです。調理場の印象は「意外と落ち着いているんだな。」というものでした。もっとピリピリして殺気立っているものか、と思っていましたが、皆さん持ち場の仕事を粛々とこなしておりました。最初に食べたのが「十六穀ごはんの焼きおにぎり」だったのですが、これがおいしかった!ご飯の炊き加減、塩加減、ほろっと崩れるような握り加減、海苔とのバランス、すべて絶妙でした。一見普通に見えて、片面には油で揚げたお米をまぶしたり、さりげない奥の深い味わいを出していました。「ウーム、やるなあ・・・」という感じです。

 

 次の一品はもっと感動したのですが、それは鶏の出汁で炊いたリゾットです。鶏の出汁を吉兆に伝わるある特殊な技法を使ってとり、それで炊いたのですがそのおいしいこと。味付けはおそらく塩のみでしょうし、具も何もない実にシンプルなリゾットなのですが、ゾクゾクするほど感動しました。これはきっとアメリカ人にも感激を持って受け入れられると直感できました。ご飯の炊き具合が正にアルデンテでして、それに鶏のうまみが絡み合っているんですね。嫌味のない、しかしボリューム感のある味わいでした。「お見事!」という感じでした。

 

 その後対応してくれたのは先ほど玄関でお出迎えいただいた女性(実は徳岡さんの奥様だったのですが・・・)から、吉兆さんのいろいろなお話を伺うことができました。そこからわかってきたのは徳岡さんが3代目として吉兆の伝統を継承しながらも、一方で革新していく努力をされていることです。変えない部分と変えていく部分、これを見極め勇気と信念を持って取り組んでいらっしゃるお話を沢山聞けました。例えばお薄(お茶)の出し方にしても、作法も重要だけれどもそれ以上にお客様にとって重要なのはおいしさだ、ということで常識では考えられないようなやり方をしていらっしゃること。また一方では伝統の技として最後のお茶には微妙に塩を入れて、口をさっぱりさせる工夫をしていたりもする。一つ一つのお話に感心しながら聞かせてもらいました。

 

 次の機会には是非徳岡さんご本人に直接お会いして、こういう継承と革新についてお話を伺いたいと思いました。どういうことを目標に精進を続けていらっしゃるのか、どんな夢をお持ちなのか、どうしてもお聞きしたいと思いました。一流料亭と食品メーカーではもちろん違う部分もありますが、これまでの伝統、歴史を生かしながら、しかし現代に対応すべく革新していく、という姿勢は経営者として正に通ずるものがあるはずです。私も3代目ということも一緒ですし、偉大な先輩として徳岡さんからいろいろと学ばせていただきたいと思った次第です。それにしても興奮した夜でした。思わずその夜は先斗町で同行した社員と夢を語り合ってしまいました。良い出会いに感謝!

望月亮佑君、披露宴

  先週の土曜日、5月22日には、当社の企画開発本部、マーケティンググループの望月亮佑君の結婚披露宴がフルーツ公園内の富士屋ホテルでありました。この日は正に快晴、素晴らしい天候に恵まれ若い二人の門出を祝っているようでした。

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 学生時代からのお付き合い、というお二人。お似合いのカップルです。望月君は乾麺の商品開発を入社以来担当しているのですが、熱い情熱をもった男です。見た目は優しい男子ですが、どうして芯のしっかりある骨太の男性です。いろんな部署との調整にも日々苦労しながらも、それを乗り越えて仕事をしてくれています。お世辞なんかではなく、本当に将来を期待している若手社員の一人です。奥様・聡臣(さとみ)さんも見た目はこんなに美しいのですが、何と植木屋さんで働いていたというガッツの持ち主。どうやらお二人は見た目はスマートだけれども、その内面に情熱を秘めたタイプっていうことでしょうか・・・。

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 我々のテーブルです。この日は当社から10人もお招きいただきありがとうございました。新郎の親戚に甲府の名酒・太冠酒造の社長がいらっしゃって、私も知り合いだったために直接勧められこの日は日本酒・太冠をガッツリ飲んでしまいました。・・といろいろと言い訳していますが、単にのん兵衛なだけです。

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 こちらは当社の同期の面々とのショット。後列左から、若尾さん、山下さん、斉藤君、田村君、梶原さんです。斉藤、おかしな顔しすぎ!2次会で盛り上がったみたいだね。何か良いことあったかな?ちなみに山下さんは私の秘書でもあります。いつも大変お世話になっております。ありがとう!s-DSC02664.jpg

 これが噂の東京農大伝統の「大根踊り」の一こま。初めて見ました。これまでは何で大根なんかもって踊るんだ?って思っていましたが、実物を見ると結構良かったです。歴史を感じさせて、綿々と先輩かが受け継がれている正統な芸、という感じでした。なかなか良いもんですね。踊りながら述べる口上みたいなものから農業への思い、見たいなものも伝わってきましたよ。

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そしてフィナーレの新郎ご挨拶。私はこの日の祝辞で「家族の大切さ」と「新しい家族が誕生することの素晴らしさ」をお話させていただきました。一人の人間にとって、家族はその存在を支える基本、条件つきでない絶対の人間関係として大切なものであること。そして素敵な家族があるからこそ、幸せは存在するのだ、ということを何とか伝えようとしたのですが・・・・。どうもうまく行かなかったかな?でもこの日のお二人を拝見していて、そういう素敵jな温かい家庭を間違いなく築いていくであろうことを確信しました。末永くお幸せに!本当におめでとう。

近所のお寺めぐり

 昨日のヴァンフォーレ甲府は最下位・草津を正に一蹴!という感じのゲーム内容で4-1で快勝してくれました。今まで「ヴァンフォーレはどうして下位のチームと苦戦するのかなあ?」と思ってきましたが、昨日は違いました。見ていて、まだまだ点が取れそうな感じで、試合を見ていてもワクワクするような展開が随所にありました。きっと試合をしている選手自身が楽しかったのではないでしょうか?チームが良い感じになってきましたね。見ている我々も大いに楽しませてくれました。確かに今年の強さは本物かもしれない、と思いました。しかし油断は禁物!今年の目標はJ2の優勝なのですから、これからさらに1試合、1試合勝ちを積み重ねていくことが必要です。さあ、これから、これから。

 

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さて今日の話題は私が最近ちょっとはまっている朝の散歩のお話です。先週末ゴルフでちょっと右足をひどく捻挫した関係で1週間ほどお休みをしていましたが、今朝から再開しました。実は最近の私の楽しみはその散歩の途中でお寺、神社に寄ったことから始まりました。近所に舂米(つきよね)という知名の場所があるのですが、ここが実は歴史のあるお寺があることがわかってきたんです。まず一番古いのが明王寺です。(http://www.y-shinpou.co.jp/108/083kongo.htm 画像もここからです。)奈良時代である770年開山ということですから、今から何と1240年前にできたのですから驚きです!こんなに近所にこういう歴史を持った寺があったなんて、恥ずかしながら全く知りませんでした。かつては3000坪の敷地をもった壮大なお寺だったようです。武田氏滅亡の際に、織田勢に焼かれてしまったようです。

 

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 このそばにはこちらは昔から前を通ったりしていた南明寺があります。こちらはちょっと時代は下って1333年に開山したようです。(http://www.y-shinpou.co.jp/108/084fuda.htm 同じく画像もここからです)ネットで調べてみると、どうやら徳川家康との関係があるようです。その昔の住職が家康が今川氏の人質時代に一緒に勉強した仲ということで、何度かこの寺を訪ねたということです。寺には家康が味噌を摺ったという大すりこ木もあるようです。

 

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 さらに今日は帰ってきてからネットで最勝寺(http://www.y-shinpou.co.jp/108/090saisy.htm )を調べてみました。当社・はくばくの住所である最勝寺ですが、こちらも恥ずかしながら実在することも確信を持っていなかったんです。もちろんキチンと今も存在しておりました。こちらもすごいお寺なんですね。こちらも奈良時代の758年開創というのですから、今まで明王寺が古いなあ、と感心していたそれ以上の歴史でした。行基さんも来てその名前の由来になった、というのですから驚きました。

 

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こちらがその山門です。近所に仁王像がいる山門があるお寺があるなんて、ちょっと感動しました。奈良とか京都の仁王像はやっぱり遠い存在ですが、この仁王さんは私の祖先たちが身近に大切にしてきたものなので親しみを感じてしまいました。

 

こういうことを通して つくづく感じたのは私が40年以上も住んでいるこの増穂という場所も全く知らない、ということです。このいつも何気なく過ごしている地に奈良時代から脈々と続く、人々の営みの足跡が残っているなんてやはりすごいことだと思いました。つい人間は自分の生きている時代が当たり前と考えてしまいますが、その時代時代に変化に対応しながら、親から子へ命を営々とつなげてきたから今があるんですね。決して当たり前のことなんかではなく、すごく尊いことなんですね。1250年以上の時を経て存在する最勝寺も実際に見に行って厳かな気持ちになりました。他にも小室山・妙法寺や昌福寺もあるし、まだまだ私の地元の寺めぐり、調べはたくさん面白いことがありそうです。

44歳になりました

 5月5日は私の誕生日でした。この日は毎年必ず快晴になる、と信じているのですが今年もやっぱり気持ちの良い快晴でした。何の根拠もないのですが、こういうことが自分の密かな自信?になっていたりして・・・。でも自分の誕生日が毎年必ず快晴ってなんだか気持ち良いでしょ。

 この日は妻とヴァンフォーレ甲府と柏レイソルの一戦を小瀬に応援に行ってきました。結果は1-1の引き分けだったので心から喜ぶ、と言うわけには行かなかったのですが、それでも私はある感慨をもって見ていました。というのは、J1昇格を賭けた入れ替え戦のことです。終了間際、照明が消えてしまった例の1戦です。あの時確かに勝ってその次の試合で奇跡の昇格を決めた思い出の一戦ですが、あのときの柏はまさにJ1の有力チーム。胸を借りるというか、我々は格下という感じは否めなかったと思います。それはサポーターの迫力においてもでしたが・・・。

 それが今回の一戦ではそんな格の違いは全く感じませんでした。前半は堂々と柏を押し込み、何度も得点チャンスを演出しました。「ヴァンフォーレ甲府も本当に成長したなあ・・・」といううれしさをしみじみかみ締めつつ観戦していたんです。欲を言えばその得点チャンスをもう1回キチンとものにしておけば・・・と言うものですが。まだまだこのチームは強くなる、と思いました。県民の期待も高まっています。どうか、J2優勝を本気の目標にしてこれから1戦1戦ずつ勝ち点を積み上げていってほしいと心から願っています。

 

 さて私も今年で44歳になりました。3月に2週間ほど会社を留守にすることがありまして、そのことで私自身の働き方というものを考えるようになりました。私がこれまで本当に大事にしてきた年度計画作りもほとんどタッチしなくても社員の皆さんが質の高い計画を作ってくれました。日々のオペレーションもしっかりと行われていました。ということは、私が本来しなければならない仕事は何なのか?社長として私しかできない仕事は何か?ということを問わねばならないと思ったのです。その結論として出てきたことは2つ。ひとつは私は将来の成長のためにイノベーションを起こす役割を果たすべき、ということ。もうひとつは、社員がもっと生き生きと挑戦的に仕事ができるような環境作りを作っていくこと、だと思い至りました。

 

 イノベーションといっても簡単ではないですが、それを志向しない限り実現できないことも事実でしょう。私は自分が鼓舞すべき、リードすべき分野を5つ決めました。この分野を自らリードして、これまでと全く違うステージに持ち上げて生きたいと思っています。その中でも一番何とかしたい!と心に決めているのは「お米の分野」です。今のお米の業界は価値競争ではなく、価格競争です。その結果として生産者も、流通も苦しんでいます。ではお客様が喜んでいるか、というとそうでもない。価値が感じられないからだと思っています。しかしお米はもっと価値がある食物です。日本人が愛して、また日本人を支えてきた正に主食です。この豊かな食の時代にあって、どうしてここまでお米の価値が失われてしまったのか・・・。それが残念でならないのです。

 

 京セラの稲盛さんが、第2電電を立ち上げるときに「動機善なりや、私心なかりしか?」と自問自答して、その結論に確信を持ったからこそ巨大なNTTに立ち向かう腹を決めた、と言う話を伺っています。私にとってはお米は正にそんな事業です。確かに今の業界構造のなかに単に参入したのでは、ハイリスク・ローリターンの非常に厳しい業界です。利益から考えるならば、やらないほうが賢いのかもしれない。しかし今のだらしない日本の中で一人の日本人として私ができる変革といえば、この分野ではないのか、という思いが募っています。さあ、どうするか?確かに難しい決断ですが、じっくり考え自分として、会社として納得の行く結論を導きたいと思っています。人生も半分過ぎましたしね。

 

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プロフィール

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株式会社はくばく
代表取締役社長
長澤重俊

1966年ひのえうま生まれの43歳。
東京大学ラグビー部卒。(本当は経済学部)
住友商事を経て1992年はくばく入社。
気合と体力で全国を駆け回っています。
ヴァンフォーレ甲府の躍進を心から期待しています。